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SONY α7(ILCE-7)+SIGMA 180mm MACRO F3.5 テスト 淀川編
 SIGMA APO MACRO 180mm F3.5 EX DG /HSM(中古)を入手したので、いつもの淀川河畔(大阪市)でテスト撮影してきた。カメラはSONY α7(ILCE-7)。マウントアダプター LA-EA3使用。すべてMF、手持ち、JPG撮影。クリエイティブスタイルはいつものように「風景」モード。露出補正値の掲載は面倒なので省略。縮小画像・オリジナル画像ともに撮影後の画像処理・トリミングなどは一切無し。画面クリックで等倍画像を表示可能です。なお、α7+ SIGMA 150mm MACRO F2.8で淀川を撮影した写真は、こちらのページで見ることができます。
撮影日:2015年1月14日
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淀川風景_01
淀川風景_01
 このレンズ、価格コムによると2005年発売の古いレンズ。現行商品ではない。180mmと長いのに手ぶれ補正も無い。ということで、α7で使うにはやや不向きか、とも思ったが、中古ショップで状態のよい物が出ていたので、安かったこともあって試しに購入してみた。結果的には、SSにさえ気をつければ、手持ちでもなんとか手ブレすることなく撮れることがわかり、一安心。
SONY α7(ILCE-7)+LA-EA3+SIGMA APO MACRO 180mm F3.5 EX DG /HSM 1/400秒 F5.0 ISO:80 WB:晴天


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淀川風景_02
淀川風景_02 船だまりにて
 手持ちでの撮影も何とか可能というわけで一安心だったが、それよりもシビアにならざるをえなかったのは、ピントの方だ。ある程度わかってはいたが、ピントが極端に浅い。フォーカスリングをほんの僅か触っただけで、ピントが大きくズレてしまう。AFはともかく、MFでのピント合わせは疲れる。しかも手持ち撮影とくれば、例え風景といえどもピント合わせにシビアにならざるを得ない。ピーキングや拡大表示もあまり役に立たず、最後はもう勘に頼るしかない(そもそも180mmを手持ちで使うというのが無理なのか)。当然花などの手持ちマクロ撮影は論外。自分の心臓の鼓動に合わせてわずかに体が前後に揺れるだけでアウト(どうでもいいけど、経験上横には揺れないですね(^^; 心臓のポンプの向きに関係してるのだろうか?)。今回撮影した中にも微妙にピントを外したものが多かった(掲載はしていない)。もちろん縮小画面ではまったくわからない程度だが。
 その他色収差が出やすいとか、いろいろ欠点もあるけど、価格を考えれば仕方がない、というかまあよい買い物だったと思う。
SONY α7(ILCE-7)+LA-EA3+SIGMA APO MACRO 180mm F3.5 EX DG /HSM 1/640秒 F5.0 ISO:160 WB:晴天


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淀川風景_03
淀川風景_03 船だまりにて
 ちなみにこのレンズの全長は182mm(フードを装着すればもっと長くなる)、重さは965g。同じSIGMAの150mmマクロは全長が149.5mm、重さが1,140gなので、150mmマクロより32.5mm長く、175g軽いことになる(いずれもSONY用のデータ)。
SONY α7(ILCE-7)+LA-EA3+SIGMA APO MACRO 180mm F3.5 EX DG /HSM 1/500秒 F5.0 ISO:160 WB:晴天


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淀川風景_04
淀川風景_04 船だまりにて
 ガードレールに止まるスズメたち。
SONY α7(ILCE-7)+LA-EA3+SIGMA APO MACRO 180mm F3.5 EX DG /HSM 1/640秒 F5.0 ISO:160 WB:晴天


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淀川風景_05
淀川風景_05 船だまりにて
 このレンズを購入するにあたって、後押しのひとつにもなったネット記事に、「SIGMAの150mm MACROよりも、この180mm F3.5 MACRO(もちろんF2.8のほうではない)のほうが解像感が高い」というのがあったような気がするのだが、実際に二つを触ってみた結果は逆だった。つまり150mmマクロのほうが明らかに解像感は高い。色収差も出にくい。発売された年代が違うので、これはある意味当然だろうとは思うが…。もっとも二つを並べて厳密に比較撮影したわけではないし、当方の場合は風景撮影での印象なので、もしマクロで比較した場合は、また違う結果になるのかもしれない。それにたまたまイマイチの個体に当たってしまった、ということもあり得るが…。
SONY α7(ILCE-7)+LA-EA3+SIGMA APO MACRO 180mm F3.5 EX DG /HSM 1/500秒 F5.0 ISO:160 WB:晴天


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淀川風景_06
淀川風景_06 奥のハトに焦点が合っている。
SONY α7(ILCE-7)+LA-EA3+SIGMA APO MACRO 180mm F3.5 EX DG /HSM 1/400秒 F5.6 ISO:160 WB:晴天


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淀川風景_07
淀川風景_07 防潮壁の上のユリカモメ。
SONY α7(ILCE-7)+LA-EA3+SIGMA APO MACRO 180mm F3.5 EX DG /HSM 1/500秒 F5.6 ISO:160 WB:晴天


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淀川風景_08
淀川風景_08 船だまり
SONY α7(ILCE-7)+LA-EA3+SIGMA APO MACRO 180mm F3.5 EX DG /HSM 1/200秒 F5.6 ISO:160 WB:晴天


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淀川風景_09
淀川風景_09 船だまり
SONY α7(ILCE-7)+LA-EA3+SIGMA APO MACRO 180mm F3.5 EX DG /HSM 1/320秒 F5.6 ISO:160 WB:晴天


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淀川風景_10
淀川風景_10
 マクロレンズなのに、今回も風景ばかり撮ってしまった。て言うか、もともと望遠レンズとしての利用が主になるだろうことを想定して購入したレンズだ。
SONY α7(ILCE-7)+LA-EA3+SIGMA APO MACRO 180mm F3.5 EX DG /HSM 1/640秒 F5.6 ISO:160 WB:晴天


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淀川風景_11
淀川風景_11 船だまり
SONY α7(ILCE-7)+LA-EA3+SIGMA APO MACRO 180mm F3.5 EX DG /HSM 1/500秒 F5.6 ISO:400 WB:晴天


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淀川風景_12
淀川風景_12 対岸の此花区方面
SONY α7(ILCE-7)+LA-EA3+SIGMA APO MACRO 180mm F3.5 EX DG /HSM 1/1000秒 F5.6 ISO:250 WB:晴天


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淀川風景_13
淀川風景_13 ユリカモメにパン屑を投げ与えている人がいた。
SONY α7(ILCE-7)+LA-EA3+SIGMA APO MACRO 180mm F3.5 EX DG /HSM 1/640秒 F5.6 ISO:250 WB:晴天


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淀川風景_14
淀川風景_14
 このレンズ、MFだとピント合わせが非常に難しいことは既に書いたが、それ以外に気になるのは、往々にして解像感のゆるい、なんとなく締りのない絵を吐き出すことが多いということ(あくまでもSIGMA 150mmマクロとか70mmマクロなどと、等倍で比較チェックした場合での話)。たまに解像感の高い締まった絵も吐くが、その違いはどこで決まるのかよくわからない。三脚を使ってしっかりとピントを合わせたつもりでも、締りのない絵を吐くときは吐く。ひょっとしてこの個体の欠陥なのか、それともこのレンズの特性なのか。マクロを望遠レンズとして使うのが間違いなのか。しかし手元にある同じSIGMAの150mmマクロではこんなことは起きない。ともかく、やや安定感を欠く、とても扱いづらいレンズではある(個人の感想です(^^;)。(追記:後日中之島で再テストしてきたのだが、この点に関してはややよい評価に変わった)
SONY α7(ILCE-7)+LA-EA3+SIGMA APO MACRO 180mm F3.5 EX DG /HSM 1/640秒 F5.6 ISO:250 WB:晴天

SONY α7(ILCE-7)+SIGMA 180mm MACRO F3.5 テスト 中之島編へ

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