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2線ボケ? いやそうではなかった。原因はプロテクトフィルターだった。
 先日、α7RとSIGMAの150mmマクロ(APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM)で撮影した画像をチェックしていて、その日撮影した画像すべてに、2線ボケのような症状が出ているのに気がついた。
参考写真1
▲元画像    ▼拡大画像
 バックのボケた部分に斜めの線が走っている。
α7(ILCE-7) +(LA-EA3)+ APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM


参考写真2
▲元画像    ▼拡大画像
 こちらも同様に斜めの線が。最初、てっきり2線ボケだと思ったが、どうもおかしい。2線ボケなら被写体に沿った形で線があらわれるはずである。ところがどの画像を見ても、ほぼ同じ角度の斜めの平行線となる。
α7(ILCE-7) + (LA-EA3)+APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM

参考写真3
▲元画像    ▼拡大画像
 こちらも同じだ。このあたりでどうやらこれはレンズによるものではなく、ひょっとしてフィルターが原因なのではないかと思い始めた。
α7(ILCE-7) +(LA-EA3)+ APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM


元画像 拡大画像
 念のため、縦位置で撮影した写真でチェック。当然と言うか予想通りと言うか斜線は90度回転している。後日確認のために、適当な被写体にレンズを向けて、拡大表示したEVFを覗きながら、プロテクトフィルターを少し緩めて、手でゆっくりと回転させてみた(写真に撮っておけばよかったが)。するとフィルターの回転にあわせて、EVF上のボケ線も回転。さらに今度はプロテクトフィルターを外すと、EVF上のボケ線はきれいに消えた。ともかくもこれで原因はプロテクトフィルターにあることが判明。ちなみに、このプロテクトフィルターは、1枚数百円(詳細は失念)程度の格安のもの。格安製品とはいえ、何も問題なく使えるケースがほとんどなのだが、こんなこともあるのですね。もっとも、この「2線ボケ」状のノイズ線は、(一般的な2線ボケと違って)等倍近くまで拡大しなければわからない程度のものなので、等倍観賞などしない人にとっては大した問題とはならないかもしれない。
 しかし、レンズが原因でなくてよかった。このレンズ、じつは以前にも同じモデルのものを持っていたが、事情で手放し、この個体は2本目の個体なのだ。もちろん最初の個体にはこんな症状はなかった。なので、この症状を発見したとき、てっきりこのレンズの不具合だと思いこみ、もう少しで販売店に文句を言うところだった(^^; やれやれ。
α7(ILCE-7) + (LA-EA3)+APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM

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